照降無(読み)てりふりなし

精選版 日本国語大辞典 「照降無」の意味・読み・例文・類語

てりふり‐なし【照降無】

〘名〙 照っても降っても影響ないこと。状況変化に影響されないこと。また、確実であること。てれふれなし。
浄瑠璃・曾我五人兄弟(1699頃)三「てりふりなしの月花と、三千粉黛は、雪ももみぢも及なく」
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉老俗吏「照降(テリフリ)なしに月給(かね)が取れて」

てれふれ‐なし【照降無】

※浄瑠璃・心中万年草(1710)中「照(テ)れ降(フ)れなしに七百石、すればお前もお手柄」

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