精選版 日本国語大辞典 「然ばかり」の意味・読み・例文・類語
さ‐ばかり【然ばかり】
① 副詞「さ(然)①」を限定的に強調したいい方。あんなに。あれ程に。その程度。そのくらい。
※竹取(9C末‐10C初)「竹取の翁、さばかり語らひつるが、さすがに覚えて眠りをり」
② 副詞「さ(然)②」を強調したいい方。非常に。大へん。あまりにも。
※徒然草(1331頃)二三「さばかり寒き夜もすがら、ここかしこに睡り居たるこそをかしけれ」
しか‐ばかり【然ばかり】
〘副〙 ⇒しか(然)ばかり
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