デジタル大辞泉
「無戸室」の意味・読み・例文・類語
うつ‐むろ【無=戸室】
戸口をふさいだ室。
「―を作りて、その内に入り心りて」〈神代紀・下〉
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うつ‐むろ【無戸室】
〘名〙
四方を土で塗りふさいだ戸口のない室。
上代、出産するに当たって、特別の
産屋(うぶや)に出
入口をふさいでこもる
風習があった。
※
書紀(720)神代下(水戸本訓)「故
(かれ)鹿葦津姫(かしつひめ)、忿
(いか)り恨みまつり、乃
(すなはち)無戸室
(ウツムロ)を作りて、其内に入り居
(こも)り」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報