為蕃村(読み)ためしげむら

日本歴史地名大系 「為蕃村」の解説

為蕃村
ためしげむら

[現在地名]加茂川町福沢ふくざわ

森久もりひさ村の西に位置し、西側備中上房じようぼう郡との境にあるいいの山(五〇八・九メートル)の南東麓、豊岡とよおか川の支流猪木いのき川沿いの山間の集落。寛永備前国絵図に為重村とみえ、高二一七石余。寛永七年(一六三〇)検地では朱印高のほか改出高四〇石余(貞享元年「津高郡高目録」池田家文庫)正保郷帳も為重村で、「備陽記」によれば田畠一八町八反余、家数五〇・人数二五〇。文化年間の「岡山藩領手鑑」では直高三八六石余は家老金川かながわ陣屋(現御津町)日置氏給地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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