精選版 日本国語大辞典 「備前」の意味・読み・例文・類語
びぜん【備前】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
岡山県南東部にある市。2005年3月旧備前市と日生(ひなせ)町,吉永(よしなが)町が合体して成立した。人口3万7839(2010)。
備前市中西部の旧市。1971年備前町と三石(みついし)町が合体,市制。人口2万8683(2000)。西部は岡山平野の一部,中央南部は片上湾沿岸,東部は吉井川支流の金剛川の流域である。香登(かがと)は中世の香登荘の地で,片上と三石は近世の山陽道の宿場町として発達,伊部(いんべ)は備前焼(伊部焼)の産地である。三石はまた蠟石で知られるが,蠟石は慶長年間(1596-1615)に発見され,明治期には学童の石筆に使用された。1890年からは耐火煉瓦の原料として利用され,三石と片上に耐火煉瓦を製造する工場群がある。市の中心地は片上で,港を有し,JR赤穂線が通じる。また柵原(やなはら)鉱山に至る片上鉄道の起点であったが,この鉄道は柵原鉱山の閉鎖(1991)以後振るわず,廃止された。山陽自動車道のインターチェンジがある。閑谷(しずたに)には藩政時代に庶民の子弟教育を行った閑谷学校(国宝)がある。
執筆者:由比浜 省吾
備前市南東端の旧町で,瀬戸内海に面する。旧和気(わけ)郡所属。人口8563(2000)。町域に大多府(おおたぶ)島,頭(かしら)島,鴻(こう)島,鹿久居(かくい)島などの日生諸島を含み,東境は赤穂市南方海上の取揚島に及ぶ。中心集落の日生は古くからの漁村で,藩政時代には岡山藩の水夫(かこ)(船頭)が居住した。現在も日生港を基地に漁業が行われるが,カキ,ハマチなどの養殖漁業への転換が進んでいる。また耐火煉瓦や漁網製造などの工場や,海運業も盛んである。海岸線に沿って国道250号線,JR赤穂線が通じる。
備前市北部の旧町。旧和気郡所属。人口5288(2000)。吉井川の支流金剛川中流域に位置し,東は兵庫県に接する。吉備高原の一角を占め,南部を西流する金剛川と中央部を南流する八塔寺(はつとうじ)川の合流点付近に中心集落の吉永があり,金剛川に沿ってJR山陽本線が通じる。耕地に乏しく第2次産業の従事者が多い。南隣の旧備前市三石(みついし)とともに蠟石の産地として知られ,かつてクレーを多産したが,現在は代わって耐火煉瓦の製造,機械工業が興っている。吉備高原東端の平たん面上にある八塔寺は,弓削道鏡の開基と伝えられ,かつて〈西の高野山〉といわれるほど繁栄した八塔寺の門前集落であった。和意谷(わいだに)には岡山藩主池田家の墓所がある。
執筆者:上田 雅子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
1/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
12/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新