為安村(読み)ためやすむら

日本歴史地名大系 「為安村」の解説

為安村
ためやすむら

[現在地名]丸岡町為安

寄長よりなが村の南、九頭竜くずりゆう川右岸に位置する。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では粟田島あわたじま村に含まれ、正保郷帳から村名がみえる。同帳によれば田方一四一石余・畠方三四石余。丸岡藩領。天保九年(一八三八)御領分高免牛馬男女竈改帳(高椋家文書)によれば家数一二、人数四三、馬三頭。

十郷じゆうごう用水の当村地内神明しんめい井口付近は九頭竜川の洪水の度に水害を受け、用水路が変動することもあって下流域へ順水しなかった。

為安村
ためやすむら

[現在地名]八幡町河鹿かじか

小駄良こだら川に沿い、南下流は鳩畑はとばた村。正保郷帳に田方二一石余・畑方三六石余とある。宝暦六年(一七五六)の郡上郡村高覚帳(鈴木文書)では家数一一(水呑二)、年貢定米一九石余。明治五年(一八七二)村明細帳によれば、高四九石余、反別田一町七反余・畑二町七反余、家数一四・人数八九、馬一二、職人三がおり、農間に男は薪拵・炭焼、女は草履作。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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