精選版 日本国語大辞典 「漬・沾」の意味・読み・例文・類語
ひ・ず ひづ【漬・沾】
(古くは「ひつ」)
[1] 〘自ダ四〙 水につかる。ひたる。ぬれる。
[2] 〘自ダ上二〙 水につかる。ひたる。ぬれる。
※蜻蛉(974頃)中「袖ひつる時をだにこそなげきしかみさへしぐれのふりもゆくかな」
※読本・雨月物語(1776)浅茅が宿「朝露うちこぼるるに、袖湿(ヒヂ)てしぼるばかりなり」
[3] 〘他ダ下二〙 水につける。ひたす。ぬらす。
※土左(935頃)承平五年二月四日「手をひてて寒さもしらぬいづみにぞくむとはなしにひごろへにける」
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