淫楽・婬楽(読み)いんらく

精選版 日本国語大辞典 「淫楽・婬楽」の意味・読み・例文・類語

いん‐らく【淫楽・婬楽】

〘名〙 みだらな楽しみ。肉欲による快楽
太平記(14C後)四「夜は終夜(よもすが)ら婬(イン)楽をのみ嗜んで、世の政(まつりごと)をも聞きたまはず」 〔春秋左伝‐昭公二〇年〕

いん‐がく【淫楽・婬楽】

〘名〙 心を迷わすみだらな音楽
集義和書(1676頃)七「天下人心正楽なき時は、必ず淫楽(インガク)をこるものなり」 〔礼記楽記

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android