海蔵(読み)カイゾウ

デジタル大辞泉 「海蔵」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぞう〔‐ザウ〕【海蔵】

大蔵経だいぞうきょうのこと。
海中にあるという蔵。特に、竜宮城の宝の蔵。
「―の御宝も、心の如くなるべし」〈謡・和布刈

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海蔵」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぞう ‥ザウ【海蔵】

〘名〙
① 海中の蔵、または海に蔵するもの。
三国伝記(1407‐46頃か)四「日本国三光天子の奥路、八大龍王の海蔵なる故に弁才の霊験宇賀の神徳正に堂々たり」
大蔵経または一切経のこと。
※遠羅天釜続集(1749‐51)答念仏与公案優劣如何問書「深く海蔵の底を探って、五千余巻の金文五度まで究め玉ひ」

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