海上都市(読み)かいじょうとし(英語表記)marine city; offshore city

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海上都市」の意味・わかりやすい解説

海上都市
かいじょうとし
marine city; offshore city

新しい都市を計画する際に,環境や敷地による制約を避けて,海上に建設される都市。海を埋立てて土地を確保する方法は,日本でもかなり行われているが,それは狭い土地をふやすのがおもな目的である。それに対して,直接海上に,地上とは異なった都市を建設しようとするのが海上都市計画である。日本では,1959年頃から大高正人菊竹清訓丹下健三,黒川紀章らの建築家によって海上に都市を建設する提案がなされている。菊竹の海上都市案は,海の上に巨大な人工地盤を浮べ,そこから海中と海上に円筒状の住居群を建設しようとするもの。また,丹下健三による東京湾特別区構想,黒川紀章らのグループによる新首都新島構想,通産省とエンジニアリング振興会による東京湾コスモポリス構想などが出されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「海上都市」の意味・わかりやすい解説

海上都市
かいじょうとし

海洋開発

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android