浦隠(読み)うらがくる

精選版 日本国語大辞典 「浦隠」の意味・読み・例文・類語

うら‐がく・る【浦隠】

[1] 〘自ラ四〙 船が風波を避けて入り江にはいりこむ。
万葉(8C後)六・九四五「風吹けば波か立たむと伺候(さもらひ)に都太(つだ)細江に浦隠(うらがくり)居り」
[2] 〘自ラ下二〙 (一)に同じ。
蜻蛉(974頃)上「うらがくれ見ることかたき跡ならば潮干をまたんからきわざかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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