浅野町(読み)あさのまち

日本歴史地名大系 「浅野町」の解説

浅野町
あさのまち

[現在地名]金沢市小橋町こばしまち昌永町しようえいまち浅野本町あさのほんまち一丁目

浅野川小橋詰の北西方に位置。北西端で北東は下浅野町、北西は浅野川下川除あさのがわしもかわよけ町に続く。付近一帯は吹屋ふきや裏通うらどおりともよばれていた(「又新斎日録」加賀藩史料)。もとは浅野村の村地であったがおいおい町地に組入れられたという(金沢古蹟志)。袖裏雑記(加越能文庫)の寛文八年(一六六八)の記事に町名みえ、日用取のいたことが載る。元禄九年(一六九六)の書上(「片岡孫作筆録」同文庫)には地子町とある。文化八年(一八一一)の金沢町絵図名帳によれば肝煎は太四郎、組合頭は鈴屋七郎右衛門で、家数五五(うち武家一二)

浅野町
あさのちよう

[現在地名]函館市浅野町など

昭和六年(一九三一)から五ヵ年間の公有水面埋立工事で万代ばんだい町・吉川よしかわ町・北浜きたはま町の地先(西側)に造成された土地に、同一二年に付された町名。工事を担当した会社の社長名を町名とした(函館港港湾計画書)。同三〇年の国勢調査では世帯数二九・人口一五三、製造業関係者が就業人口比で六九パーセントを占めていた。同四〇年三月末の世帯数二四・人口八一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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