油揚(読み)アブラアゲ

デジタル大辞泉 「油揚」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐あげ【油揚(げ)】

薄く切った豆腐植物油で揚げた食品。薄あげ。あぶらげ。あげ。
野菜魚肉を油で揚げたもの。揚げ物

あぶらげ【油揚】

あぶらあげ」の音変化。

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精選版 日本国語大辞典 「油揚」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐あげ【油揚】

〘名〙
① 野菜、魚肉などを油で揚げたもの。あげもの。
日葡辞書(1603‐04)「Abura(アブラ) ague(アゲ)、または、Abura(アブラ) agueno(アゲノ) モノ」
※虎明本狂言・釣狐(室町末‐近世初)「わかねずみを油あげにしすまひておひたは、かかったが道理じゃ」
② 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。あぶらげ。あげどうふ。あげ。
評判記・役者評判蚰蜒(1674)藤田小平次「一から十までぬけのなき口上のおとなしやかにしみじみとしたる事は、露をふくめる油あげのごとく」

あぶらげ【油揚】

〘名〙 (「あぶらあげ(油揚)」の変化した語) =あぶらあげ(油揚)
※雑俳・軽口頓作(1709)「取付て・いやあぶらげの青ゆでの」

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