精選版 日本国語大辞典 「沸上・湧上・涌上」の意味・読み・例文・類語
わき‐あが・る【沸上・湧上・涌上】
〘自ラ五(四)〙
[一] (沸上)
① 液体が熱せられて、激しく煮えかえる。沸騰する。また、あたたまってある適当な温度になる。
② 水面などが激しく波立つ。波が高く荒れる。
※大慈恩寺三蔵法師伝永久四年点(1116)一「洪濤洶湧(ワキアガリ)て、又船無し」
③ 激しく騒ぎ立てる。また、いっせいに歓声や興奮した雰囲気などがあたりに広がる。わきかえる。〔御巫本日本紀私記(1428)〕
[二] (湧上・涌上)
① 心の中にこみあげてくる。感情の動きや疑いの気持などが高まってくる。
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