江戸腹掛(読み)えどはらがけ

精選版 日本国語大辞典 「江戸腹掛」の意味・読み・例文・類語

えど‐はらがけ【江戸腹掛】

〘名〙 江戸から起こった腹掛で、職人雇夫が使用し、武士や多くの町人は用いない。表は紺木綿、裏は浅黄木綿で作る。胸から腹をおおい、細い共布を肩から背で小はぜがけにして結ぶ。上方の腹当てと異なり「どんぶり」といわれる袋が前面についている。江戸腹当
歌舞伎・傾城浜真砂(1839)二幕「小雀、江戸腹掛(エドハラガ)け、ゆがけにて、岩に取り附き、迫り上げる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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