おおい

精選版 日本国語大辞典 「おおい」の意味・読み・例文・類語

おおい

感動遠くにいる人に向かって、大きな声で呼びかけたり、答えたりする時のことば。
※波形本狂言・菊の花(室町末‐近世初)「おおいおおいと申して呼まする」

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デジタル大辞泉 「おおい」の意味・読み・例文・類語

おおい

[感]遠くの人に呼びかけるときの声。「おおい、どこだ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「おおい」の意味・わかりやすい解説

おおい[町]

福井県南西端,大飯(おおい)郡の町。2006年3月大飯町と名田庄(なたしょう)村が合体して成立した。人口8580(2010)。

おおい町北部の旧町。大飯郡所属。人口6470(2005)。若狭地方特有の断層地形を呈し,中央を流れる佐分利川沿いに低地が開ける。青戸入江を隔てて大島半島が突出し,外側は断層による急崖をなす。JR小浜線が通じ,舞鶴若狭自動車道の大飯高浜インターチェンジがあり,佐分利川河口に中心集落の本郷がある。農業を基幹産業とし,米作のほかに畜産や果樹栽培が行われる。過疎地域に指定されたが,関西電力大飯原子力発電所1号,2号(ともに1979年運転開始),3号(91年),4号(93年)があり,人口は増加傾向をみせている。父子(ちちし)地区では硫化鉄を産出し,副産物として越前瓦の釉薬のべんがらが製造される。付近に野尻鉱泉があり,鋸崎,赤礁崎のある海岸一帯は若狭湾国定公園に属する。古くから京都とのつながりが深く文化財も多い。意足寺の千手観音立像,常禅寺の不動明王座像,長楽寺の阿弥陀如来座像,清雲寺の毘沙門天立像などは重要文化財に指定されている。

おおい町南部の旧村。旧遠敷(おにゆう)郡所属。人口2747(2005)。南川の上流域を占め,京都府滋賀県に隣接する。古くから開けた地で,村名平安時代に設けられた名田荘(なたのしよう)にちなむ。山林が村域の大部分を占めるため林業が盛んで,月に1回木材市場が開かれる。シャクナゲ原生林,野鹿の滝などがある。国道162号線が通じる。
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