江名子村(読み)えなこむら

日本歴史地名大系 「江名子村」の解説

江名子村
えなこむら

[現在地名]高山市江名子町

江名子川に沿って開けた村で、西は高山日影ひかげ町としろ山、西南片野かたの村。同川沿いに福島ふくしま街道が通る。江名子川は奥江名子おくえなこ水源とし、上流山中に江名子荒神社があるため上流を荒神こうじん谷とよぶ。水源は分水嶺となっており、かつてこの谷を峠越えに大西おおにし(現大野郡久々野町)と結ぶ道があった。中世江名子郷の遺称地。慶長一〇年(一六〇五)の飛騨国郷帳では大野灘おおのなだ郷に村名がみえる。かけうえ村とともに高付され高五〇二石余、うち田方四六二石余・畑方三九石余、物成高は一七五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android