永井野村(読み)ながいのむら

日本歴史地名大系 「永井野村」の解説

永井野村
ながいのむら

[現在地名]会津高田町永井野

北は高田村、東はみや川を隔てて竹原たけはら村に接する。もと三〇〇メートルほど上流にあって大原おおはら村と称したが、洪水に悩まされて現在地に移ったという。のち長尾村と改称、寛永四年(一六二七)頃現在名に改変した(会津高田町誌)本村の北北西三町四〇間余に小名正月田しようがつでん、その北北西四町余に小名漆原うるしはらがある。近世は会津領から寛永二〇年以降南山御蔵入領で、永井野組に属した。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に長尾とあり、高七四二石余。文化一五年(一八一八)の南山御蔵入領組村高帳では高一千五〇二石余。化政期の家数は本村七五・正月田五・漆原七(新編会津風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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