殊儛・田舞(読み)たつつまい

精選版 日本国語大辞典 「殊儛・田舞」の意味・読み・例文・類語

たつつ‐まい ‥まひ【殊儛・田舞】

〘名〙
上代の舞の一種。立ったり、すわったりして舞うものという。また、立ち、進み、舞うものとも。
書紀(720)顕宗即位前(図書寮本訓)「天皇遂に殊儛(タツツノマひ)。〈殊儛を古に立出(タツツ)儛と謂ふ。立出此をば陁々豆々儛と謂ふ。儛ふ状は乍いは起ち乍いは居て儛ふなり〉」
※書紀(720)天智一〇年五月(北野本南北朝期訓)「皇太子、群臣宴に侍り。是に再(ふたた)田儛(タツツマヒ)(つかまつ)る」

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