横手駅場(読み)よこてえきば

日本歴史地名大系 「横手駅場」の解説

横手駅場
よこてえきば

[現在地名]横手市大町・四日町・鍛冶町・田中町・中央町

横手城下町は、南北に貫通する羽州街道の駅場であった。佐竹氏の入部後慶長一〇年(一六〇五)に、領内に対し黒印御定書の中で伝馬勤仕を規定し、同一四年には伝馬青印のある手形を提示した場合にのみ伝馬・歩夫を出すことを命じているから、その頃成立したと考えられる。馬の継立先は、南の雄勝おがち湯沢ゆざわ町駅場へ四里三二町余、北の仙北せんぼく金沢中野かねざわなかの村駅場へ一里三二町余、脇街道では南西浅舞あさまい村駅場へ二里二二町余、西北角間川かくまがわ村駅場へ三里一七町余(駄賃増銭札之草案)

横手の伝馬所は、おお町中丁と四日よつか町中丁の両所にあり、享保七年(一七二二)の戸村文書(横手郷土史資料)に、

<資料は省略されています>

とあり、また同文書に、

<資料は省略されています>

とあって、夫伝馬は、初め大町三丁・四日町三丁のいわゆる外町六丁で負担し一千二二六石余の助成米が与えられたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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