権八原古墳群(読み)ごんぱちばらこふんぐん

日本歴史地名大系 「権八原古墳群」の解説

権八原古墳群
ごんぱちばらこふんぐん

[現在地名]三木町池戸

男井間おいま池西岸の緩やかな起伏をみせる丘陵地帯にあり、現在は香川医科大学のキャンパスになっている。古墳時代前期から後期にかけての群集墳。A・B・Cの三支群によって構成され、A支群は八基の円墳と二基の組合せ箱式石棺で一群を形成し、出土した多数の須恵器によって時期的には五世紀後半に比定されている。墳丘はいずれも直径一〇メートル前後の小規模のもので、主体部は組合せ箱式石棺のものが多い。B支群もA支群と同じような円墳七基と弥生時代の溝状遺構。C支群は円墳一基と墳丘墓一基が所在した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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