槍下(読み)ヤリシタ

デジタル大辞泉 「槍下」の意味・読み・例文・類語

やり‐した【×槍下】

槍の下。〈日葡
槍で突き伏せること。また、突き伏せられること。
痛手かうむり、―にして討たれにけり」〈信長記・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「槍下」の意味・読み・例文・類語

やり‐した【槍下】

〘名〙
① 槍の下。また、戦闘のまっ最中。
日葡辞書(1603‐04)「Yarixitade(ヤリシタデ) クビヲ トルワ テガラデア」
② 槍で突き伏せること。また、突き伏せられること。
仮名草子大坂物語(古活字版第一種)(1615頃)「城の中の兵、やりしたにて、卅余人うたれけり」
戦場
浄瑠璃碁盤太平記(1710)「やり下に名をとどめ御をんを送り奉らん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android