デジタル大辞泉
「概日リズム睡眠障害」の意味・読み・例文・類語
がいじつリズム‐すいみんしょうがい〔‐スイミンシヤウガイ〕【概日リズム睡眠障害】
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知恵蔵mini
「概日リズム睡眠障害」の解説
概日リズム睡眠障害
1日の中で望ましい時間帯に睡眠をとることができず、身体・精神症状を引き起こす睡眠障害のこと。症状は、日中の眠気、作業能率の低下、倦怠感、食欲不振など。主に、夜遅くまでのパソコン作業、朝日を浴びないといった自然から離れた生活をすることにより、脳がつかさどる体内時計(概日リズム)の働きが狂うことにより起こる。この障害の分類として、夕方から眠くなって寝てしまい早朝に目覚める「睡眠相前進症候群」や、明け方近くまで慢性的に寝付けず昼過ぎに目覚める「睡眠相後退症候群」、毎日1〜2時間ずつ寝付く時間と起きる時間が遅れていく「非24時間睡眠覚醒症候群」などがある。治療法には、朝の高照度光照射、時間療法、メラトニンや睡眠薬の服用などがある。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
概日リズム睡眠障害(睡眠異常)
(7)概日リズム睡眠障害
ジェット時差症候群,交代勤務性睡眠障害,睡眠相後退症候群などがある.[黒岩義之]
■文献
大川匡子,内山 真:睡眠障害.ダイナミック神経診断学(柴崎浩編),pp303-312,西村書店,新潟,2001.
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報