椹原村(読み)ふしはらむら

日本歴史地名大系 「椹原村」の解説

椹原村
ふしはらむら

[現在地名]平群町大字椹原

生駒山地東方傾斜地、小丘陵の谷間に立地。近年までお歯黒に使う付子ふし採集・乾燥し、出荷していた。慶長郷帳・元和郷帳には「藤原村」とみえ、慶長郷帳の村高一四一・九五石。慶長六年(一六〇一)竜田藩(片桐且元)領。明暦元年(一六五五)片桐氏の改易で幕府領。元禄一五年(一七〇二)から宝永二年(一七〇五)まで武蔵川越藩(柳沢吉保)領。同年から幕府領に復す。

「平群町史」所収の元文二年(一七三七)の椹原村明細帳によると村高一四二・三石、耕作反別七町八反一一歩、家数三三、人口一一八(男五八、女六〇)、牛四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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