梶内村(読み)かじうちむら

日本歴史地名大系 「梶内村」の解説

梶内村
かじうちむら

[現在地名]関城町梶内

木戸きど村の南東に位置する。中世は下妻庄黒子くろご郷に属し、南北朝時代の関城合戦の時、関宗祐の子祐郷がこの地に梶内城を築き拠点としたという伝承がある(新編常陸国誌)。戦国時代は多賀谷氏の支配に属したが、慶長七年(一六〇二)天領となり、寛永一〇年―天和元年(一六三三―八一)までは古河藩領で(寛政重修諸家譜、寛文朱印留)、寛文四年(一六六四)から五年に検地が行われた(「河内郡黒子内梶内村田方地詰帳」坂入家文書)

梶内村
かじうちむら

[現在地名]谷田部町梶内

下原しもはら村の西、小野おの川東岸に位置。村域の梶内遺跡は集落跡で土師器出土。江戸時代には旗本由良氏知行地となって廃藩置県に及び、「各村旧高簿」によれば明治元年(一八六八)には由良信濃守の知行地で村高一七九・三六六石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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