桂 ざこば(1代目)(読み)カツラ ザコバ

20世紀日本人名事典 「桂 ざこば(1代目)」の解説

桂 ざこば(1代目)
カツラ ザコバ

明治〜昭和期の落語



没年
昭和13(1938)年9月19日

本名
小倉 幸次郎

別名
前名=三遊亭 柳吉,洗場亭 さん助,桂 三輔

経歴
笑福亭光蝶、三遊亭柳吉、洗場亭さん助、桂三輔を経て、大正9年4月に桂ざこばと改名。新しがり屋で、英語がポンポン飛び出す落語で人気があった。三輔時代に「新町ぞめき」、ざこばになってから「脱線車掌」「野球見物」などの新作をレコードにしている。昭和6〜8年、大阪でラジオ出演し、十八番の「宿がえ」などを演じた。晩年引退。「ざこば」とは大阪市にあった魚市場のこと、雑喉場と書いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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