松韻(読み)しょういん

精選版 日本国語大辞典 「松韻」の意味・読み・例文・類語

しょう‐いん ‥ヰン【松韻】

〘名〙 松にあたる風の音。松籟(しょうらい)
※松山集(1365頃)送講僧「風余松韻転堪聴。霜底菊英猶自馨
青井戸(1972)〈秦恒平〉「風雅の松韻を楽しむ茶人が潜んでいた」 〔王維‐過秦皇墓詩〕

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デジタル大辞泉 「松韻」の意味・読み・例文・類語

しょう‐いん〔‐ヰン〕【松韻】

松に吹く風の音。松籟しょうらい

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普及版 字通 「松韻」の読み・字形・画数・意味

【松韻】しよういん(ゐん)

松風。前蜀・荘〔早秋の夜の作〕詩 (すいてん)(たかむしろ)初めてく、(き)ゆ (はら)ひて、(けいへう)を

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