松平頼暁(読み)まつだいら よりあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松平頼暁」の解説

松平頼暁 まつだいら-よりあき

1931- 昭和後期-平成時代の作曲家。
昭和6年3月27日生まれ。松平頼則(よりつね)の子。生物学をまなび,立大理学部教授となる。ピアノと作曲を独学,昭和31年江崎健次郎,下山一二三らとグループ20・5を結成,前衛作曲家として活躍。55年「マリンバオーケストラのための「オシレーション」」で尾高賞。東京出身。都立大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の松平頼暁の言及

【コラージュ】より

…事実,こうした呼び方もされることがある。たとえば落語やポピュラー音楽などの素材を重ねている一柳慧の電子音楽《Tokyo1969》はアッサンブラージュの音楽,《乙女の祈り》を引用し,それを断ち切る現代的なスタイルの音楽との交互の展開がみられる松平頼暁のコンボのための《オルタネーション》(1967)は,コラージュ音楽と呼ぶべきかもしれない。【秋山 邦晴】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」