杵屋弥三郎(初代)(読み)きねや やさぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杵屋弥三郎(初代)」の解説

杵屋弥三郎(初代) きねや-やさぶろう

?-1758 江戸時代中期の長唄三味線方。
杵屋宗家4代六左衛門あるいは宗家7代杵屋喜三郎の門弟。宝暦3年江戸中村座で初演の「娘道成寺(むすめどうじょうじ)」の立三味線をつとめる。作曲にすぐれ,大薩摩(おおざつま)節もよくしたという。弥三郎の名は弥三郎派の家元名として8代をかぞえる。宝暦8年死去。作品に「執着獅子(しゅうじゃくじし)」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android