知恵蔵 「東南海・南海地震」の解説 東南海・南海地震 紀伊半島や四国の沖合で発生する海溝型の大地震。駿河湾から九州にかけての太平洋沿岸では、海側のフィリピン海プレートが陸側のユーラシアプレートの下にもぐり込んでおり、両プレートの境界面を断層面とする大地震が90〜150年おきに発生している。1944年には昭和の東南海地震、46年に昭和の南海地震が発生し、それから50年以上が経過したため、早ければ今世紀前半にも発生する可能性が懸念されている。地震規模はマグニチュード8クラス。 (阿部勝征 東京大学教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報