東円寺(読み)とうえんじ

日本歴史地名大系 「東円寺」の解説

東円寺
とうえんじ

[現在地名]観音寺市木之郷町 片山

母神山はがみやま丘陵南西千尋ちひろ神社の南側中腹にある。真言宗大覚寺派で、本尊薬師如来。由緒は明らかではないが、「西讃府志」によれば母神山谷之坊と号し、真言宗地蔵院の末寺。寛文九年(一六六九)当地の本村ほんむらにあったものを現在地に移したとある。寺田三畝二〇歩。境内に釈迦堂・阿弥陀堂がある。現在も本村に東円寺釈迦堂遺跡の石標があり、「寛文九己酉 宥真 寺号倶遷谷之坊」(右面)、「高橋権平長堅建之 明和七年庚寅九月」(左面)と刻まれている。

東円寺
とうえんじ

[現在地名]名川町斗賀 定平

斗賀とがの西、国道一〇四号の西側の山脚に位置する。賀慶山と号し、曹洞宗。本尊は釈迦牟尼。寛保四年(一七四四)の諸寺院寺号山号帳(八戸市立図書館蔵)に「一盛岡領浅水宝(福)寺末寺斗賀村 賀慶山東円寺」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「東円寺」の解説

東円寺

岐阜県中津川市、中津川駅南東に位置する曹洞宗の寺院。本尊の薬師如来像は国の重要文化財指定。本尊を後ろ向き安置したことから「後向薬師」とも呼ばれる。

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