東久世 通禧(読み)ヒガシクゼ ミチトミ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「東久世 通禧」の解説

東久世 通禧
ヒガシクゼ ミチトミ


肩書
枢密院副議長,貴院副議長,侍従長

別名
幼名=保丸 字=熈卿 号=竹亭 古帆軒 通称=大籔 竹斎

生年月日
天保4年11月22日(1833年)

出生地
京都・丸太町

経歴
嘉永2年侍従、のち左近権少将。幕末尊王攘夷を唱えた公家の一人。文久2年国事御用掛、3年国事参政となったが、同年8.18政変で三条実美ら6卿とともに長州兵に守られて西走(七卿落ち)、太宰府に移った。慶応3年王政復古で帰洛参与となり、次いで外国事務総督、兵庫鎮台、横浜裁判所総督、外国官副知事などを歴任。明治4年侍従長となり岩倉具税の欧米巡遊に理事官として同行、5年帰国。のち、10年元老院議員、15年元老院副議長、21年枢密顧問官となり、23年貴院副議長、25年枢密院副議長を務めた。明治17年伯爵。著書に高瀬真卿編「竹亭回顧録―維新前後」。

受賞
勲一等

没年月日
明治45年1月4日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android