デジタル大辞泉
「束脩」の意味・読み・例文・類語
そく‐しゅう〔‐シウ〕【束×脩】
束ねた干し肉。古く中国で、師に入門するときなどの贈り物としたもの。転じて、入門するときに持参する謝礼。
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そく‐しゅう ‥シウ【束脩】
〘名〙 束ねた干し肉。古く中国で、初めて師をおとずれる時、
贈物として持参したもの。転じて、入門する時に持参する謝礼の
金品。
入学の時に納める
金銭。
※
令義解(718)学「凡学生〈略〉初入
レ学。皆行
二束脩之礼於其師
一」
※
随筆・折たく柴の記(1716頃)上「我も彼門に出入
(いでい)る事の年を経しほどに、まさしく束脩の礼を執るにも及ばで、したしき
師弟とはなりたる也」 〔
論語‐述而〕
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束脩 (そくしゅう)
shù xiū
脩は干し肉のことで,1束の干し肉を意味し,1束は10(ちよう),10本の細長い干し肉を束ねてある。中国の古代に,臣となり,あるいは弟子となるとき,これを礼物として差し出した。それから転じて入門のときの入学金を意味するようになった。《礼記(らいき)》《論語》などに例がある。なお束脩の束は帛を意味し,脩は脯(ふ)を意味する例もある。
執筆者:大庭 脩
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
普及版 字通
「束脩」の読み・字形・画数・意味
【束脩】そくしゆう(しう)
一束のほし肉。入門のときの礼物とする。〔論語、述而〕子曰く、束脩を行ふより以上は、吾(われ)未だ嘗(かつ)て誨(をし)ふること無くんばあらず。字通「束」の項目を見る。
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