本庄古墳群・本庄地下式横穴墓群(読み)ほんじようこふんぐん・ほんじようちかしきよこあなぼぐん

日本歴史地名大系 の解説

本庄古墳群・本庄地下式横穴墓群
ほんじようこふんぐん・ほんじようちかしきよこあなぼぐん

[現在地名]国富町本庄 宗仙寺、須志田 堅七堀など

大淀川支流の本庄川と深年ふかどし川に挟まれ、周囲の低位水田面との比高約三〇メートルの本庄台地(標高約四五メートル)上に立地する。県内では前方後円墳を有する高塚古墳と地下式横穴墓・横穴墓が共存している唯一の古墳群として注目されている。高塚古墳は台地南端部の本庄地区を中心に分布し、一段高くなった台地西側の須志田すしだ地区に一支群が所在する。地下式横穴墓も高塚古墳と混在しながら台地の南端部一帯に立地しているが、分布域によって一〇支群に分けられる。当古墳群は本庄四十八塚などとよばれ、古くからその存在が知られており、昭和九年(一九三四)に前方後円墳一七基・円墳三七基・地下式横穴墓一基・横穴墓二基が国の史跡として指定された。現在は前方後円墳一八基・円墳三五基・地下式横穴墓三六基・横穴墓二基の所在が確認されている。

本庄台地の南端を東西に縦断する県道宮崎―須木すき線の左右に分布する本庄地区の古墳群は、前方後円墳一六基・円墳二九基・地下式横穴墓三三基・横穴墓二基から構成される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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