本屋敷村(読み)ほんやしきむら

日本歴史地名大系 「本屋敷村」の解説

本屋敷村
ほんやしきむら

[現在地名]金井町千種ちぐさ

中津なかつ川と新保しんぼ川に挟まれた丘陵上にある。東は新保川を挟んで新保村、西は中津川を挟んで下中興しもなかおく村、北は大和田おわだ村、南は畑本郷はたほんごう(現畑野町)集落は古くは中津川の橋の南、民部松みんぶのまつの遺跡付近にあったが、度重なる洪水水田の開発で北方の現在地に移ったといい、旧地には後田うしろだ地名が残る(金沢村誌稿本)。慶長五年(一六〇〇)検地帳(本屋敷区有)では一万三千五三〇束余・見出一千一五四束。名請人三九人。耕地は地字後田・鳥井の前・かにあな・木舟などにある。元禄七年(一六九四)の検地帳(同区有)では沢屋敷・はな屋敷・がぢ屋敷などの屋敷地名が多くみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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