木谷利一郎(読み)きたに りいちろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木谷利一郎」の解説

木谷利一郎 きたに-りいちろう

野間宏小説真空地帯」の主人公
無実の罪で陸軍刑務所にはいり,2年後上等兵から一等兵に降等されて帰隊。自分をおとしいれた張本人をさぐり,上官同士の対立と不正腐敗の隠ぺい工作の犠牲となったことを知る。上官をなぐりたおし,脱走をくわだてるが失敗し,前線におくられる。昭和27年河出書房から刊行

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android