脱走(読み)だっそう

精選版 日本国語大辞典 「脱走」の意味・読み・例文・類語

だっ‐そう【脱走】

〘名〙
① 抜け出して逃げ去ること。出奔(しゅっぽん)逃走
※日本外史(1827)二「頼政乃与王訣、使王脱走
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「役夫の衣服を着し伴て城門を出て英国に脱走せり」 〔易林‐離三〇・遯卦〕
② 仲間から抜けること。また、酒席などの一座から抜け出すこと。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初「おめへは一件の処へ脱走(ダッソウ)してしまうしおいら一人ほかへあがるのもおもしろくねへから」

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デジタル大辞泉 「脱走」の意味・読み・例文・類語

だっ‐そう【脱走】

[名](スル)束縛されている場所から抜け出して逃げること。「集団で脱走する」「脱走兵」
[類語]逃走夜逃げ高飛び脱する抜け出す脱出脱却

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「脱走」の読み・字形・画数・意味

【脱走】だつそう

にげる。

字通「脱」の項目を見る

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