デジタル大辞泉
「木斛」の意味・読み・例文・類語
もっ‐こく〔モク‐〕【木×斛】
サカキ科の常緑高木。暖地の海岸近くの林に自生。葉は倒卵形で、厚くてつやがある。夏、白い小さな5弁花を下向きに開き、楕円形の朱赤色の実を結ぶ。熟すと裂けて赤い種子を出す。庭木とし、材は赤みを帯びて堅く、家具などに用い、樹皮からは染料をとる。厚皮香。《季 花=夏》「疲れたる身を―の花に寄す/月草」
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もっ‐こく モク‥【木斛】
〘名〙
ツバキ科の常緑小高木。関東以西の主に沿海地に生え、庭木ともされる。高さ五メートルぐらい。葉は楕円状倒卵形で長さ五センチメートルぐらいになり、やや赤みを帯びる。夏、
葉腋に二センチメートルぐらいの黄白色の五弁花を下向きに開く。
果実は卵状球形で長さ約一・五センチメートル、熟すと裂けて赤い種子をあらわす。材は櫛
(くし)・
文房具・
床柱などに、また樹皮は褐色染料に用いる。漢名、厚皮香。
あかみのき。
▼もっこくの花《季・夏》
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
木斛 (モッコク)
学名:Ternstroemia gymnantheria
植物。ツバキ科の常緑高木,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報