有合・在合(読み)ありあい

精選版 日本国語大辞典 「有合・在合」の意味・読み・例文・類語

あり‐あい ‥あひ【有合・在合】

〘名〙
① ありあうこと。居あわせること。ありあわせること。
曾我物語(南北朝頃)一一法師とて、御導師になるべき身にあらねども、ありあひ、いかでかむなしかるらん」
② たまたまその場にあるもの。また、そのものだけで簡単にすませること。ありあわせ。
石山本願寺日記‐証如上人日記・天文一〇年(1541)九月一三日「青侍有合に食え」
浮世草子世間胸算用(1692)二「夜食冷飯(ひやめし)に湯どうふ、干(ひ)ざかな有あいに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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