最後身(読み)さいごしん

精選版 日本国語大辞典 「最後身」の意味・読み・例文・類語

さいご‐しん【最後身】

〘名〙 仏語流転輪廻生死がたちきられる最後の身。修行が完成して仏果に至ろうとする阿羅漢、または等覚の菩薩の身。最後の身(しん)
正法眼蔵(1231‐53)身心学道「寿行生滅の、刹那に生滅するあれども、最後身よりさきはかつてしらず」 〔法華経方便品

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android