暗む(読み)クラム

デジタル大辞泉 「暗む」の意味・読み・例文・類語

くら・む【暗む/×眩む/×晦む】

[動マ五(四)]
暗くなる。
「刻一刻と―・んで行くなかに」〈里見弴・今年竹〉
(「目がくらむ」の形で)
㋐強い光を受けて、一時的に目が見えなくなる。「照明に目が―・む」
㋑過度の刺激を受けたり、疲労から、目が回る。めまいがする。「目も―・むような断崖」「高熱で目が―・む」
㋒ある物事に心を奪われて、よしあしの判断ができなくなる。「金に目が―・む」
[動マ下二]暗くする。また、くらます。隠す。
「その郎等を召すに、跡を―・めて失せぬ」〈著聞集一六
[類語]まぶしいまばゆい目眩く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例