明石堂(読み)あかしどう

日本歴史地名大系 「明石堂」の解説

明石堂
あかしどう

[現在地名]小千谷市寺町

浄土宗青木山極楽寺の前にある。小千谷縮布の始祖明石次郎を祀る。極楽寺に始祖の墓が置かれた理由で同寺が管理している。寛政一二年(一八〇〇)亀井協虞の著した「績麻録」中の「越後縮始りの事」に「寛文年中の頃播州明石の浪人のよし、不斗当国来り小千谷の辺に住居す、其名を明石次郎と云て」とあり、文政九年(一八二六)の肇巧碑建碑のための碑文には「寛文中有明石次郎者、当来居于此、其妻満二女千代・袈裟見土人織布依其法以広之、肇製布」とみえる。また極楽寺の宝物の明石次郎手織布と伝えるものには由来(極楽寺箱書)が次のように書してある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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