早長八幡宮(読み)はやおさはちまんぐう

日本歴史地名大系 「早長八幡宮」の解説

早長八幡宮
はやおさはちまんぐう

[現在地名]光市大字室積浦 宮町

応神天皇・神功皇后・三女神(田心姫命・湍津姫命・市杵島姫命)を祀る。旧郷社。

社伝によれば、文安元年(一四四四)八月豊前国宇佐うさ八幡宮(現大分県宇佐市)より勧請。早長浦へ着船。それによって早長八幡宮と名付けたと伝える。また「注進案」所引の社伝略には

<資料は省略されています>

とある。当初は峨嵋がび山の中腹、御立山の中に奉祀されていたが、寛文元年(一六六一)宮町に遷宮したという。なお、時代ははるかにさかのぼるが、「本朝無題詩」に載る釈蓮禅の詩「於室積泊即事」に「此泊有古社、称八幡、別当止住、老巫叩鼓売卜、往反之舟問安否、仍与糧」とあり、室積の津に古くより八幡社のあったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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