日頃・日比・日来(読み)ひごろ

精選版 日本国語大辞典 「日頃・日比・日来」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ごろ【日頃・日比・日来】

〘名〙
① いく日かの日を漠然という。日かず。多くの日。数日。
伊勢物語(10C前)八三「日ごろへて宮にかへりたまうけり
② 常の日々をいう。平生。ふだん。つね日ごろ。
※竹取(9C末‐10C初)「日比も出ゐてことしばかりのいとまを申つれど」
現時点までの近い日々をいう。このごろ。近頃。数日来。
蜻蛉(974頃)上「ひごろ月ごろわづらひてかくなりぬる人をば」
日中の頃。昼の頃。
説経節・さんせう太夫(与七郎正本)(1640頃)中「正月十六日、ひごろ、四つのおはりと申には、十六さいをいちごとなされ、あねをばそこにてせめころす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android