日野有範(2)(読み)ひの ありのり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日野有範(2)」の解説

日野有範(2) ひの-ありのり

1302-1364* 南北朝時代の公卿(くぎょう)。
乾元(けんげん)元年生まれ。大学頭(かみ),治部卿などを歴任し,室町幕府禅律方(ぜんりつかた)頭人に起用された。足利直義(ただよし)派であったため,観応(かんのう)の擾乱(じょうらん)で失脚するが,延文2=正平(しょうへい)12年従三位として復帰。のち正三位,式部大輔となる。貞治(じょうじ)2=正平18年12月1日死去。62歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例