新冠泥火山(読み)にいかつぷでいかざん

日本歴史地名大系 「新冠泥火山」の解説

新冠泥火山
にいかつぷでいかざん

新冠市街地から北北西約一・六キロに位置する泥火山。最大比高三〇メートル、最大長径二〇〇メートルの大小八つの泥丘東西約三〇〇メートル、南北約一一〇〇メートルの間に点在する。泥火山は水を多量に含む粘土が地下から噴出するガスによって吹飛ばされ、火山に類似した堆積地形をガス噴出孔の周囲に形成するもので、ガスは火山性起源の硫気孔や油田地域で多くみられる含油層由来のメタンガスなどがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android