斯民(読み)しみん

精選版 日本国語大辞典 「斯民」の意味・読み・例文・類語

し‐みん【斯民】

〘名〙 (「斯」は「この」の意。「論語‐衛霊公」にみえる孔子のことば「斯民也、三代之所以直道而行也」による語) 天下の人々。万民。一般人民。
※翁の文(1746)序「一聞斯業、則使斯民也善敗自明始衷終皆無上レ愆」 〔孟子‐万章・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「斯民」の読み・字形・画数・意味

【斯民】しみん

この民。〔論語、衛霊公〕子曰く、吾(われ)の人に於けるや、誰(たれ)をか毀(そし)り誰をか譽(ほ)めん。~斯の民や、三代の、直を以て行ひしなり。

字通「斯」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android