斯文(読み)シブン

デジタル大辞泉 「斯文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【×斯文】

《「論語子罕しかんから》この学問。この道。特に、儒教の学問や道徳をいう。

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精選版 日本国語大辞典 「斯文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【斯文】

〘名〙 この学。この道義。特に、儒教の道や学問についていう。また、儒学者文人
※凌雲集(814)序「歎光陰之易一レ暮、惜斯文之将一レ墜」
随筆・秉燭譚(1729)五「しかれば斯文と云は秀才茂才などと云がごとく、学者を呼ぶとみえたり」 〔論語‐子罕〕

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普及版 字通 「斯文」の読み・字形・画数・意味

【斯文】しぶん

この道の伝統。〔論語、子罕〕子、匡(きゃう)に畏す。曰く、に沒したれど、(ここ)に在らずや。天の將(まさ)に斯を喪(ほろ)ぼさんとするや、後死は斯に與(あづ)かることを得ざらん。天の未だ斯を喪ぼさざるや、匡人(きやうひと)、其れ予を如何(いかん)せん。

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