斥鹵(読み)せきろ

精選版 日本国語大辞典 「斥鹵」の意味・読み・例文・類語

せき‐ろ【斥鹵】

〘名〙 塩気のある土地塩分を含んでいる不毛の地。
史記抄(1477)三「塩のさす処には斥鹵を田の畒のやうにして塩をためて其土を取て」
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「地上の雪も、大概に融て、窪地行潦の流れを鍾めて、川をなし沼をなしたるは、斥鹵に始て潮の退きたるに異ならず」 〔呂氏春秋‐先識覧・楽成〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「斥鹵」の読み・字形・画数・意味

【斥鹵】せきろ

塩分が多く農耕をしがたい地。〔史記、夏紀〕より岱(たい)までは維(こ)れ州なり。~其の土は白濱は廣潟(くわうせき)、厥(そ)の田は斥鹵。

字通「斥」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android