敦化(読み)とんか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「敦化」の意味・わかりやすい解説

敦化
とんか / トゥンホワ

中国、吉林(きつりん)省の延辺(えんぺん)朝鮮族自治州北西部を占める県級市。牡丹江(ぼたんこう)上流部の広い盆地に位置し、長図線(長春(ちょうしゅん)―図們(ともん))が通じる。常住人口48万2098(2013)。林業が盛んであるほか、小麦大豆トウモロコシ、米、タバコなどを多産する。特産品にはチョウセンニンジン鹿茸(ろくじょう)、川真珠、ぶどう酒がある。市の中心部は盆地中央の牡丹江左岸にあり、食品・製材工業が立地する。漢代以来歴史にみえ、東3キロメートルの鄂多里城址(オトリじょうし)は清(しん)朝八旗発祥の地として知られる。

[浅井辰郎・編集部 2017年7月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

普及版 字通 「敦化」の読み・字形・画数・意味

【敦化】とんか

教化する。

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